なぜ私は32歳の時に独身でマンションの購入を決めたのか
「賃貸で家賃を払い続けるのはもったいない」
だけど、「将来、結婚するかもしれないから決断できない」
そんな悩みを持っていたなか、
私がマンション購入を決断した経緯と、
独身でマンションを買うことのメリット・デメリットをご紹介します。
私は3年前、30代前半で都内の新築分譲マンションを購入しました。
その時に、マンションの購入は基本的に夫婦や子持ちファミリー向けの情報が多く、
独身の20代や30代前半にあった情報や視点が少ないなと感じました。
このブログを通じて、マンション購入を迷っている単身者の方に向けて、
少しでも情報提供できればと思っています。
こちらの記事では、まずはじめに、
私が独身でマンションを購入しようと思った経緯をお伝えしたいと思います。
マンション購入を検討した理由
不動産投資だけを目的にしている場合を除いて、
多くの人が、婚約・結婚や出産などのライフイベントに伴って、
不動産の購入を検討されるのではないでしょうか。
私の場合は、ライフイベントではなく、別の理由が大きく3つありました。
1つ目は「コロナによる在宅勤務の増加」です。
当時私は、都内23区にて1Kで一人暮らしをしていました。家賃は11万ちょっとで、部屋は23平米。
ご飯を食べるのも、くつろぐのも、寝るのも、同じ部屋でした。
そして、在宅勤務が始まり、仕事をすることも同じ部屋となってしまい、切り替えができないことにストレスを感じていました。
そこで、はじめは1LDKや2LDKの賃貸への引っ越しを検討しましたが、
同じエリアでそのサイズ感になると月額16万~20万円になってしまい、
年間200万近くを家賃として「垂れ流し」のようになってしまうことに、
もったいない・・・という気持ちが強くなりました。
そこで初めて、「購入も考えてみよう」となったわけです。
2つ目は、「転職前にローンを組みたかった」からです。
当時の私は1年~2年以内での転職活動も考えていました。
住宅を買う際の住宅ローンを組むうえで、転職する前のほうが審査が通りやすい、または、
好条件を引き出しやすいなどというメリットがあります。
この辺りは、別途、ローンについてお話しする際に詳細を書きたいと思います。
3つ目は、これは外部環境要因となりますが、「騒音を避けたかった」からです。
実は、当時住んでいたエリアの環境が少し変わり、
日中帯に外の音が気になるようになりました。
(あまり詳しく書くとエリアが特定されてしまうので控えます笑)
在宅で働いていたので、日中といえども音が気になるようになり、
それも引越&マンション購入に至る理由となりました。
独身でマンションを購入することのメリット
上記のようなきっかけで、マンション検討を始めたわけですが、
実際に検討しはじめて、下記のようなメリットを感じました。
- 住宅ローンを早めに返済できる
住宅ローンは一般的に最長で35年間の銀行が多く、
ローンの借り入れや完済に年齢制限を設けている銀行も少なくありません。
30歳前後で借りれば、35年ローンでも約65歳で完済できるので、
老後にローンが残る心配はないという点で、メリットだと思います。 - 値上がりを続けているマンションを早めに購入できる
東京23区の新築マンションの平均価格は、2年連続で過去最高を更新しており、
2024年4月から9月までの東京23区の新築マンションの平均価格は、
前の年より4.5%上昇し、1億1051万円となりました。
今後も上がり続けるかどうかは誰にも分かりません。下がる可能性もあります。
ただ、私自身が購入した4年前のマンションの価格は、
現在の相場からすると、とてもお買い得だったと思います。 - 税制上のメリットを受けられる(住宅ローン減税などを適用した場合)
住宅ローン減税は、住宅ローンを借りた際に、
そのローン残高に応じた、減税を受けられる制度です。
当時は年間40万円が返ってくる制度でしたので、
かなりローン返済の負担が軽減されます。
例)月々15万円のローン返済の場合
ローン返済(年間)180万ー減税(年間)40万円
=実質家賃(年間)140万
=実質家賃(月間)11万6666円 - 自分の理想や希望をかなえられる
例えば、ペット可の物件であったり、キッチンや水回りの設備がよかったり、
リフォームやカスタマイズができるなど、
賃貸では実現しにくいことも、実現できてしまうのが持ち家の良さです。
私も、玄関に姿見やエコカラット(特殊な壁材)を張ったりなど、
新築時にオーダーメードをしていたので、玄関をとても気に入っています。
独身でマンションを購入することのデメリット
一方で、リスクやデメリットもあります。
- 結婚など家族構成が変わった際に対応しにくい
購入する物件の広さや間取り次第では、二人以上では手狭になる可能性があります。
結婚等を見据えて、広めの間取りを選ぶか、
または、その時は家を売る、または貸す、ということを念頭に置いて物件を選ぶ必要があります。 - 転勤等で住めなくなる可能性がある
転勤等がある仕事の場合は、せっかく買ったマンションに住めなくなるリスクがあります。
その場合、転勤の期間が長い場合は、売る・貸すということを考えなくてはなりません。 - 自分が働けなくなった時等のリスク
何かの理由で自分の収入がなくなったり減った場合でも、ローン返済は待ってくれません。
賃貸であれば、身の丈に合った物件に引っ越すことができても、
持ち家は買い主が見つからない限りはローンを払い続ける必要があります。
一人で買うということは、一時的に肩代わりしてくれる人もいないと思って、
物件購入時はどうか、背伸びしない予算で資金計画を立てることをオススメします。
今回の記事では、
独身でマンションを買うことのメリットとデメリットをご紹介しました。
今後、資金計画やローンの考え方、間取りの選び方などについて記事を書いていきます。
よろしくお願いします。
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