卵子凍結をしようか迷っている方は、
「卵子凍結って何をするの?」「痛いの?」と不安に思われている方も多いかもしれません。
卵子凍結のために、どのような施術(治療?)を行ったかについては、
こちらの記事にも詳細を載せているのでぜひ読んでいただければと思います。
東京都助成金で卵子凍結した実体験③卵子凍結の流れ
当然ながら、「痛み」については「個人差があります」が、
漠然とした不安を取り除いてもらえればと思い、
実際の2024年春に卵子凍結を行った私の目線で、「卵子凍結の痛み」について詳細します。
痛みを感じる可能性のある施術を段階ごとにご説明しますね。
1.(手術前)事前検査
2.(手術前)排卵誘発
3.(手術中)採卵手術
4.(手術後)採卵手術後~1週間
事前検査
事前検査は、卵子や卵巣、ホルモンの状態を検査し、卵子凍結に進むかどうかの判断をする検査です。
血液検査で行うものもあれば、超音波を使った経腟超音波検査のような検査もあります。
卵子の残数を調べるAMH検査や性病の検査などは血液検査で行いますので、
採血の痛みはあります。(健康診断の採血と同じです)
一方で、経腟超音波検査は、腟内から超音波の機械を入れて子宮や卵巣の状態を確認します。
毎年定期健診で婦人科でこの種の検診を受けている私は、特段痛みも感じませんが、
まぁ、なんというか、ちょっとした違和感はいつもありますよね笑
この超音波のエコー検査はクリニックに行く度行うので、最後のほうは慣れましたが。
と、いうことで、ここまでは特段恐れる痛みはなかったと思います。
排卵誘発
いざ採卵手術にむけた準備、ということで、排卵誘発を行います。
排卵誘発とは、なるべく多くの卵子を採取して凍結するために、
卵を大きく、いくつも育てるための注射をします。
この注射ですが、自分で打つ「自己注射」です。
びびりの私は、「えっ!!自分で打つの?」となりましたが、
採血針とはちがって、かなり細くて短い針です。(写真↓)
これを、一週間ほど、毎日自宅で自分で打ちます。
痛みですが、軽くチクッとする程度で、採血針の抜き差しよりかは断然痛くないです。
一方で、この排卵誘発によって刺激された卵巣が腫れたようで、
ずーんという重い鈍痛が採卵手術の2日~3日前から発生しました。
生理痛のようで、ちょっとちがう感じなんですが、
聞いたところ、卵巣過剰刺激症候群というらしいです。
でも、痛くて歩けないようなレベルではなく、ちょっと重いなあという程度です。
他にも、薬の副作用で、頭痛がするっていう場合もあるそうです。
採卵手術
「痛み」に関して言えば、この採卵手術が一番個人差があるようです。
採卵手術とは簡単に言うと、膣から採卵用の針をいれて、卵巣にさして、
卵子の中身(卵胞液)を採取するという手術です。
この、針を入れるときに痛いと感じる方が多く、
特に、採取する卵子が多ければ多いほど、針を多く差すので痛みを強く感じるようです。
手術には、基本的には、局部麻酔を使うようですが、
私のクリニックでは、希望する場合や、痛みが強い場合には静脈麻酔を使うこともできます。
私は局部麻酔でしたが、卵子の数もほどほどでしたので、
そこまで痛かった記憶はありませんが、
友人は、めちゃくちゃ痛かったといっていたので、個人差が大きいようです。
手術後
手術後、クリニックで2時間ほど休んだ後帰宅し、
その後1週間後に再受診するように言われ通院しました。
まれに、出血がなかなか止まらないというケースもあるらしいですが、
特にそのような所見もなく、排卵誘発で起きた軽度の卵巣の腫れはあるものの、
問題なく回復しているという診断結果でした。
私個人では、手術後のダウンタイムや痛みは特にありませんでした。
結論、手術前後の痛み・違和感は多少あっても、生活に支障はなかった。
手術の痛みは個人差が大きいが、麻酔で痛みを和らげられる。
ということでありました。
漠然とした不安が少しでも解消できると嬉しいです。
参考
東京都福祉局のHP :東京都の助成金について
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