卵子凍結の流れとスケジュール
この記事では、これから卵子凍結をしようと考えている方や迷っている方に向けて、
私が、東京都の「卵子凍結に係る費用への助成」の制度を利用し、
卵子凍結を行った体験をお伝えしていきます。
まず、卵子凍結とは何か、についてですが、
卵巣から採取した卵子(未授精)を将来の妊娠に備えて凍結保存することです。
今はパートナーがいないが将来的に妊娠したい、
パートナーはいるが仕事などの事情で今は妊娠できない(したくない)が将来したい、
といった理由で卵子凍結を検討される方が増えています。
次に、私が利用した東京都の助成制度について簡単にご説明しますと、
対象となるのは、東京都に住む18歳から39歳までの女性(採卵を実施した日における年齢)で、
東京都の定める説明会への参加や調査への協力を条件に、
卵子凍結実施年度に最大20万円、以降保管更新につき1年ごと一律2万円(最大5年間)の助成金を受けられるという制度となっています。(2024年8月時点)
※詳細は、東京都福祉局のHPをご参照ください。→こちら
つまり、卵子凍結後に5年以上保管した場合、最大で30万円の支援が受けられます。
対象者の条件は年齢のみで、既婚・未婚は問いません。
近年、有名人が卵子凍結を発表するなどもあり注目が集まっており、
この制度への応募者は、初年度で当初想定の9倍の約3000人が申請したといわれています。
では、私が体験した、具体的な進め方であったり、時間軸のタイムラインをご説明します。
卵子凍結の流れ
1.東京都主催の説明会への応募(2023年10月)
東京都の主催する説明会に福祉局のHPから申し込みをします。
私は、申込開始から数日後に見たときには、もう直近の枠は埋まってしまっており、
その時点で空いていた最速の12月の枠を予約しました。
2.オンライン説明会参加(2023年12月)
2時間~3時間の説明会(オンライン)に参加するのですが、
都の制度の説明や、卵子凍結について、リスクも含めての説明があります
3.説明会後のアンケート回答と調査協力申請(2023年12月)
説明会後に「やはり卵子凍結をしたい」と思った場合、都に対して調査協力申請を出します
4.都からの調査協力承認の通知(2023年12月)
調査協力申請に対して、都から調査協力承認が下ります。
「卵子凍結した場合に助成しますよ」という仮確約のようなものです。
5.クリニックの予約(2024年1月)
登録医療機関の中から通いたい医院・クリニックを選び予約します。
どこのクリニックでもいいのではなく、都の「登録医療機関」リストに載っていることが、
助成金の条件ですので、気を付けてください。(詳しくは東京都福祉局のHPをご参照ください)
6.通院開始
通院を始めて最初は血液検査や性病検査などを行いました。
通院の内容や採卵手術についてはこちらの記事で詳しくご説明します。
7.採卵手術・卵子凍結(2024年2月)
局所麻酔で採卵手術をしました。
麻酔などの時間を含めると半日かかりましたが、手術自体は15分程度です。
8.助成金の申請(2024年3月)
卵子凍結にかかった費用を、領収書などを提出し、助成金の申請を行います。
9.助成金の振込(2024年6月)
申請後2か月半ほどで、銀行口座に振り込みがありました。
説明会への応募から手術までは約5か月、助成金の振込を含めると8か月ほどかかりました。
説明会出た後でも、「やっぱりやらない~」って思えば離脱できるので、
気になった方はとりあえず出席してみるといいのかなと思います。
今日は、卵子凍結の流れとスケジュールをお話ししました。
今後は、
・卵子凍結にかかった費用について
・クリニックで実際に行った検査や手術について
・卵子凍結をやるメリット・デメリット
などについて、ブログでご紹介したいと思っています。
読んでいただき、ありがとうございました。
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