東京都助成金で卵子凍結した実体験③卵子凍結の流れ

卵子凍結
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コンサルティング企業勤務の30代女性です。極度の面倒くさがりですが、好奇心は旺盛で、20代で大学院留学と転職を、30代で新築マンション購入・卵子凍結などを経験してきました。

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卵子凍結のためクリニックに通って実際に体験したこと

私は2024年春に卵子凍結をしまして、その経験をこちらのブログで紹介しています。

「卵子凍結に興味はあるけど、一体どんなことをするのか分からないから不安」
「ネットで調べたけど、実際に体験した人の意見が聞きたい」など、
といった皆さんに参考になればと思いご紹介します。

助成金申請の流れなどは、前のブログ(東京都の助成金で卵子凍結しました①)で紹介しています。


今回は、クリニックへ初回カウンセリングに行ってから、
最終的に採卵の手術と凍結を行うまでの流れを詳しくご説明します。

下記の順番でお話しします。

1.初回カウンセリング
2.事前検査
3.排卵誘発
4.採卵手術
5.凍結・保存

1.初回カウンセリング

クリニックを予約し初めて行った際は、看護師さんとのカウンセリングがありました。
卵子凍結の進め方や費用について説明があり、質問があれば答えてもらえる感じで20分程度でした。
また、この時にざっくりとした、採卵手術&卵子凍結までのスケジュールも組んでもらうので、
仕事の繁忙期などの時期は外してほしいと希望を伝えることができます。

2.事前検査

卵子凍結を行う前に事前の検査を行います。
検査の種類は大きく分けて2つです。
血液検査と、超音波検査です。
血液検査では、AHM検査といって、卵巣に残っている卵子の数が何歳相当なのか調べました。
一般的には若ければ若いほど、卵子の残数が多いとされます。

このAMH検査で、私は衝撃を受けることになります。
実際は35歳だったのですが、AMH検査で残りの卵子の数が43歳相当と判明し、とても驚いたのです。
「ほとんど残ってないじゃん・・・・!!!」と唖然としました。

私は、クリニックで説明を受けて初めて知ったのですが、
卵子というのは、卵母細胞というものから作られるのですが、
これは自身が生まれたときから減り続け、新たに作られることはないそうです。
つまり、「AMHを上げることはできない」ということです。

正直ショックではありましたが、「知れて良かった!!!」という思いが上回りました。
このタイミングで分かったから、卵子凍結という選択肢を選べたので、
「ラッキー」とすら思いました。

超音波検査のほうでは、実際の子宮内の様子をドクターに診察してもらいました。
ドクターが「これが卵子です。こっちに5個と…」なんて、
画面を見せられて説明を聞きながら診察します。
幸運にも、
AMHが低い割には、現時点の卵子の発育の状況はそれほど悪くないということがわかり、
次のステップ(排卵誘発)に進めることになりました。

超音波検査は、通院時毎回行いましたので、着脱しやすい服装で行くことをオススメします。

3.排卵誘発

採卵手術に向けて、卵を育てるための薬剤を注射します。
手術の10日ほど前に開始しました。
初回は、看護師さんのレクチャーを受けて、病院内で自分で注射します。
注射嫌いの私は相当ビビっていましたが、
採血針とかとは違って、かなり細い針なので、ほとんど痛みはありませんでした。
毎日、自宅でほぼ同じ時間に注射をし、3日に1回のペースで通院・診察を受けました。
順調に卵が育っているかなどを確認してもらい、
採卵手術の実施日は手術の2日前に決まりました。

排卵誘発が始まってから、手術を行った10日間で通院回数は5回です。
しかも、手術の日は1日前倒しになってしまい、土曜日の予定が金曜日になりました。
働きウーマンにとっては、かなり負担ではあります・・・

ただ、自分の将来のためだと思って、続け、採卵手術を迎えます。

4.採卵手術

前日は22時から絶食で、当日は朝9時ごろにクリニックに向かいました。
卵子凍結の同意書と、手術費の振込明細を持参しました。(術費だけなぜか振込だった)
術前は点滴を打たれてベッドで安静に待ち、手術自体は15分くらいでした。

超音波検査同様、
手術室のディスプレーに卵胞(卵子の中身)を吸い取る一部始終が写されており、
それをぼーっと眺めているとあっという間でした。
局部麻酔を打たれていたので、痛みはほとんどありませんでした。
術後もベットで1時間半から2時間ほど安静にし、帰宅をしました。

5.凍結・保存

手術の1週間後に、術後の卵巣・子宮の状態のチェックのための診察と、
凍結できた卵子の数を聞きに行きました。
凍結できた数は11個でした。
AMHがかなり低かったので10個取れればいいなと思っていたので、満足できました。
(同い年の友達が20個取れたそう…。すごい…。)

凍結保存期間は1年間で、それ以降の延長は更新費が必要なので、
その支払いに関する説明を受けました。
(支払いを忘れると廃棄なので気を付けます!)

実際の卵子凍結でおこなった体験は以上です。

まだ凍結卵子を使う機会があるかは分かりませんが、
気持ちに少し余裕が出たなと、私自身は感じていて、満足しています。




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